記録 |
昨年檜洞丸、大室山・加入道山にのぼったときと同様に、大滝キャンプ場に前泊しました。
ここは、予約が不要、安い、川原のサイトがフリーで車横づけ、またシンプルキャンプでも違和感なし、など、我家では西丹沢登山目的のキャンプに重宝しています。
起床後、お米を多めに炊いて、朝食とお昼用の手製のり弁を作成し、朝食後さっさとテントを撤収。普段のキャンプではテントは出来るだけ干してから撤収しますが、こんなときは畳みもせずに車に放り込んでしまいます。他のキャンプ客は誰も起きてきていません。まだ暗い中、車をキャンプ場から一度出して、大滝橋を出発しました。 |
真っ暗なキャンプ場から出発 |
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沢に入るとようやく明るくなってきました。霧雨が降っているので雨具を着込みます。
この日の大滝沢は水量が多く、また小さな流れ込みでも水量が増しています。霧雨は不快な感じではなかったのですが、渡河できない箇所がある可能性もあるので、ダメなら引き戻すよ、と予告しつつ進みました。
一軒避難小屋に着く頃には霧が晴れ、明るくなってきました。避難小屋で小休憩。内部は奇麗に掃除されていました。宿泊ノートを見ると、最近宿泊した人も多くいるようです。 |
霧の大滝沢 |
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山頂で、出発前に作った手製ノリ弁・カップラーメン自炊。
コンクリートで固めたケルン風の記念碑のほかには何も無い、静かな山頂でした。白石峠補修記念の由。白石峠はここからずっと大室山寄りです。
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畦ヶ丸山頂 |
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善六のタワ方面の尾根に入り、西沢を経て下っていきます。何度か木の橋で小さな沢を渡りましたが、早くも水量は通常に戻っていました。
今回はまだ新緑には少し早い時期でしたが、ツツジの盛期であちこちにミツバツツジが咲いていました。暑い時期には気持のよい沢沿いルートになると思います。
沢を出て西丹沢自然教室へ。ここから車までは舗装道路なのでバスで戻るつもりでしたが、1時間くらい待ちがあったため歩いて下りました。 |
西沢に掛かる小さな木橋 |
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途中バスに追い抜かれ、二千年の古木、天然記念物・箒杉を見上げながら、大滝沢に到着。

国指定天然記念物、箒杉 |
帰途、西丹沢に来るたびにお世話になる中川温泉ぶなの湯でさっぱりし、帰宅しました。
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メモ |
深い霧の中で出発しましたが、だんだんと晴れてくる途中だったせいか、沢筋がとてもさわやかな感じでした。何かの本にも書いてあった気がしますが、いかにも西丹沢といった雰囲気にあふれるルートです。
沢登りではありませんが、比較的危険と思われる沢沿いの岩場や木の橋など、注意を要する場所があります。
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