記録 |
奥秩父、大菩薩嶺に行ってきました。中央高速勝沼インターから塩山へ。予定より若干早く登山開始できました。
絶好の天気でスタート時から早くも汗だく。上日川峠までの中間地点くらいからようやく北斜面に残雪があるものの、峠まではアイゼンなしで登れました。
上日川峠のロッジ長兵衛にて昼食のそば。ここから上は全面積雪でアイゼンを着用します。
下の子が上日川峠を出た後で足首を痛め、標準時間の2倍近くかけて大菩薩峠の介山荘に着きました。着いた頃には痛みを忘れているようでした。 |
途中から全面積雪で、ようやく雪山登山 |
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中里介山で有名な大菩薩峠
泊まりは介山荘 |
午後2時半とかなり早めに着き、夕食まで時間があるのでビールとつまみを買いに売店へ。賞味期限切れの唐辛子入りチーカマをタダでもらいました。
夕食前、 落日と残照を撮影。他の客もみんな出てきていました。夜は塩山の夜景がきれいに見えるとのことで、撮影をトライしましたが、手振れでNG。掲載しません。夜景はきれいでした。
介山荘では、就寝時間まで皆コタツに入り和気あいあいな雰囲気で、下の子は、これまでの登山暦をおじさんおばさん方にしきりに質問されていました。
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二日目出発前に、日の出と南アルプスに射す朝日を撮影しました。東方の雲の上から朝焼けの日が上り、その約5分後に、薄ピンクに色づく南アルプスの連山を見ることが出来ました。 |
大菩薩峠から拝んだ日の出 |
振り返ると南アルプスのモルゲンロート |
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大菩薩峠から大菩薩嶺へは明るく開けた緩やかな尾根で、富士山の眺めが絶好。高原のような場所でした。思ったより距離がありましたが、それでも朝8時には到着。
著名でにぎやかな峠に比べて、嶺の方は少々地味な山頂でした。
山頂からは反対側の丸川峠へ下ります。丸川峠まではほぼ全行程に積雪がありましたが、ずっと踏み跡が付いており、歩きやすく順調に下山し、まだ10時過ぎに早くも到着。 |
地味な大菩薩嶺山頂 |
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丸川峠の丸川荘で薪暖炉にあたり、温かいコーヒーでしばし休息。泊まりのお客さんが出たあとまだ何も準備していないとのことで、到着時には暖炉が消されていましたが、急いで焚きつけていただきました。
ここ丸川峠からも、澄んだ空気のおかげで綺麗な富士山が見渡せました。 |
御坂山塊の先に雲海と冠雪の富士山
絵画のような眺望でした |
裂石到着。すぐそこで拾った
サングラスで悪ふざけ中。 |
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裂石に戻り、麓の大菩薩の湯で入浴。中央道経由で帰宅。
お世話になった峠の山荘コレクション

ロッジ長兵衛
(上日川峠) |

介山荘
(大菩薩峠) |

丸川荘
(丸川峠) |
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メモ |
標高差1000mほど、歩行距離も10km少し超くらいですので、日帰りも可能なルートですが、自宅からも遠く積雪期だったので、一泊でちょうどの快適登山でした。
介山荘に電話予約を入れたとき、子供二人連れで計三人と言うと、山荘のご主人が、それはちょっとどうかなーという反応。子供の分のアイゼンもありますが、と言うと、はいはいそれなら全然大丈夫ですよ、とうって変わって言われました。雪山なので油断することはできませんが、よほどの積雪、吹雪でなく、きちっと装備した上であれば、子供でも全く問題ないルートです。
峠と名の付く場所が幾つかあり、甲州裏街道であった昔を偲ばせます。木枯し紋次郎の舞台のようです。中里介山の大作を読んで来れば違った感慨もあっただろうと思いますが、なにせ超大作なのでまだ手が出ていません。
他の季節に来たことはありませんが、富士山と南アルプスの遠望は空気の澄んだ冬ならではかもしれません。
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