雲取山・七ツ石山・鷹ノ巣山 相模国野外育児記~子連れ登山編・子供と登った地元の山々

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山名 読み 標高 山系 日付 天候 同行
雲取山 くもとりやま 2013m 奥多摩 2004/3/27-28 快晴 P/Y


ルート 日原 稲村岩 鷹ノ巣山 七ツ石山 雲取山荘 雲取山 日原
標高 616m 890m 1737m 1757m 1830m 2013m 616m
時間 6:00 7:30 11:00 1757 17:00 (泊) 6:00 6:30 12:00


記録
東京都の最高峰、雲取山です。雲取山荘1泊の予定ですが、かなり長いアプローチになるので早めに家を出、朝6時に日原から出発できました。

日原の集落から見上げることが出来る岩峰、稲村岩に一旦寄り道し、少し岩登りしました。かなりスリルがあります。岩の上で少し休憩し、分岐点まで戻り、ここからは標高差で900m近くを一気に上げる、鷹ノ巣山への急登の稲村岩尾根になります。

かなりの急勾配且つほとんど何の変化もない単調なのぼりで、心身に応えます。尾根に入ってほどなくして積雪帯に入りました。
稲村岩の岩峰
稲村岩の岩峰
雪がまぶしい鷹ノ巣山頂
雪がまぶしい鷹ノ巣山頂
途中、ヒルメシクイノタワ直前の1500m付近から私の両太ももがつってしまい、ここから山頂までの所要時間が倍になってしまいました。荷物持とうか?と子供に気遣われてしまいましたが、ヒルメシクイノタワの大休止で何とか復活。

鷹ノ巣山頂でも雲ひとつない快晴は続き、雪面の照り返しがまぶしく、雪目が心配になりました。

山頂でおにぎり、一旦下って鷹ノ巣山避難小屋でラーメンのヒルメシ。鷹ノ巣からは急な登りは少なく、幸い私の太ももの心配もなくなりました。
ゆったりした尾根を歩き七ツ石山、小雲取山と辿り、そこからすぐの雲取山頂には登らずに明日に取って置き、巻道経由で雲取山荘へ向かうことにしました。

巻道は人が少なくかなりラッセル気味で、ここでもペースが標準の倍になりました。明らかに先行ラッセルの跡はついており、道を間違った気配はないのですが、なかなか到着せず。

我々の少し前を歩いていた人とともに、間違ってます?、遭難しました?、大丈夫ですよね?、と言葉を交わし、心配を紛らしつつ進み、夕方5時、無事山荘に到着しました。
巻道から無事生還。雲取山荘到着。
巻道から無事生還。雲取山荘到着
立派なログハウス風建屋の雲取山荘
立派なログハウス風建屋の雲取山荘
雲取山荘は私も初めてで、さすが東京都、と立派な建物に関心。

8畳間の個室に、同室のおじさんと計3人。コタツであれこれと山登りの話をしましたが、暖かくなった靴下から立ち上るお互いの足の臭いが気にかかりました。

夕食はハンバーグ、朝食はさば塩。かなり美味い。その辺の定食屋よりずっと美味いです。

食後もテレビで曙のK-1第2戦を観戦し、旅館並みの快適さでした。
二日目早朝、昨日とっておいた雲取山山頂へ登頂します。

引き続き天気よし、眺望は最高。東京都の、ではありますが、最高峰というだけでありがたみが違います。

帰途は、メインの尾根の北側にある富田新道を通り、長い長い林間の登山道を下って日原へ戻ります。雪の残る森、落ち葉が厚く積もって滑り落ちる急斜面のトラバースなどバラエティ豊かなルートです。

順調に尾根を下りきったところで沢に向けて急角度に降りて行く道になります。細いワイヤの釣り橋が深い渓谷に掛かっており、日原川上流に到達しました。
東京都最高地点、雲取山頂からの眺望
東京都最高地点、雲取山頂からの眺望
深い渓谷に掛かるつり橋
しばらく林道を歩くと、日原から鍾乳洞までバスが通っている道に出ます。時間があるので、車へは戻らず上流にある日原鍾乳洞を見学して帰りました。
メモ
鷹ノ巣山へは奥の集落から上ったことがありますが、きついイメージは一切なかったので、稲村岩尾根の急登には面食らいました。子連れなら(今回やられたのは親のほうです。。)、一番メジャーな奥多摩駅からの石尾根が無難かもしれませんが、距離は相当長くなります。

雲取山荘は200名ほどの定員らしいですが、当日は込んでおらず快適でした。おそらく定員いっぱい入っても、他の雑魚寝式山荘よりゆったりしているのではないでしょうか。







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