記録 |
湯河原の幕山、南郷山へ出かけました。文字通り雲ひとつ無い絶好の晴天でした。
135号真鶴道路から湯河原の町に入り、幕山梅林公園へ向けて上っていきます。しばらく車を走らせると、梅林公園の駐車場に到着します。梅の季節には混雑すると思いますが、この日は特に問題なく駐車できました。
幕山は箱根外輪山の外側に位置し、旧箱根火山の裾野部分に噴き出した寄生火山だそうです。北の金時山と同じ仲間です。 |
幕山と山腹の岩場 |
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幕山山麓の岩場はロッククライミングの練習のメッカだそうで、この日も多くの人が岩場に張り付いていました。しばし見物の後、登山道へ。
まずは梅林を抜けていき、山道に入っていきます。よく整備されており、登りやすく短いコースでしたが、気温が高く、体力的にはつらかった。 |
幕山の岩場に試し乗り |
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1時間ほどで日当たりの良い幕山山頂に到着。まだ9時ですが、ブランチとしました。シングルバーナー2個を取り出しカップめんとアルミ鍋うどんの自炊。
幕山から一旦下り南郷山へ向かいます。ゆったりとした広い登山道を下り、一旦林道に出た後、再び林の中に入っていきます。程なく、源頼朝ゆかりの旧跡という”自監水(自害水)”に到着します。この近くに平家物語で有名な石橋山の古戦場がありますが、その石橋山の戦いに負けた頼朝が、泉に移った自分の姿を見て自害を決意したところ、頼朝方に与力していた土豪の土肥実平に諌められた、という泉のあった場所です。 |
明るくまん丸な幕山山頂 |
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自鑑水 |
標識の後ろに、干上がったくぼみがありました。
一旦林道を歩いた後、南郷山への登山道へ入ります。いきなりとんでもない急登の階段を経て南郷山登山口へ。かなりきつい坂でしたがすぐに尾根へ出て、南郷山に到着しました。 |
登山道には秋らしい花や木の実がたくさんありました。

リンドウの花 |

ガマズミの実 |
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山頂は少し狭いですが、幕山同様に明るく、真鶴半島全体と相模湾が見渡せます。朝日を受けて海が光ってまさに絶景でしたが、逆行で写真がうまく取れませんでした。
ここでも大休止し、湯河原ゴルフ場の敷地をかすめて一旦五郎神社付近の集落まで降りて行きます。
気持ちのいいみかん畑を抜けて下山。途中の農家でみかんを買い、つまみながら車道を30分登り、周回コースを終了しました。 |
相模湾の眺めが絶好。南郷山山頂。 |
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ちょうどそこへ救急車がサイレンを鳴らしながら到着。岩場で転落事故のようです。大事故ではなかったようですが、生々しい緊張感がありました。
帰途に、湯河原温泉ゆとろ嵯峨沢の湯。 |
メモ |
手軽なハイキングルートです。早春には梅の花が楽しめる場所です。
すぐそこに相模湾が望める点で、丹沢と違った味わいがあります。
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