記録 |
西丹沢の甲相国境尾根最高峰、大室山を目指しました。丹沢第3位の高峰です。八王子あたりから見ると富士山を隠してしまう位置にあり、富士隠しといわれるそうです。
今春に檜洞丸に登ったときと同様に前日に麓の大滝キャンプ場に泊り、翌早朝、用木沢出合うに駐車して犬越路側から上り始めました。
やや雲が多めですが下界はまだまだ真夏で、上の方は涼しいかなと期待しましたが、ずっと暑かった。 |
西丹沢登山の基点、用木沢出合 |
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犬越路峠 |
犬越路への登りは斜度がかなりあり、大きな岩がごつごつしている場所もありますが、登山者も多く、さほど危険な感じでは有りません。森が深く日陰になっていますが気温は高く、早くも大汗をかきつつ、犬越路に到着。
犬越路に出ると一気に明るくなります。風も吹いておりすごし易く、峠のベンチで大休止。
西丹沢の主稜線に出た後、数分歩いて大室山頂上へ。 |
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頂上まで4時間弱かかりました。標準よりずっと長くかかっていますが、ほとんど真夏の登山でしたので、休み休み歩くとこの程度かかります。
大室山頂はあまり見晴らしのいい場所では有りませんでしたが、ここで荷物を降ろしてインスタントラーメン自炊の昼食としました。 |
ややさびしげな大室山山頂 |
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トリカブトの群落地 |
途中、見事なトリカブトの群落があり、花がたくさん咲いていました。毒のイメージしかありませんが、綺麗な紫の花です。
今回は、丹沢の鹿になんども遭遇しました。暗い自然林の中で目が光っており、警戒心を感じます。東丹沢の鹿よりも野生的な気がしました。
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甲相国境尾根の稜線を下り加入道山へ。ここも木が茂り見晴らしは無し。
更に白石峠まで下り、そこから一気に西丹沢の谷間で下ります。白石峠から下る白石沢では、足元に白い石ころがごろごろとたくさん転がっています。 |
こちらも何も無い、加入道山山頂 |
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白石の滝。大理石の滝とも。 |
白石の滝、別名大理石の滝という、落差数mの比較的大きな滝が、登山道のすぐ傍に突然あらわれました。
大理石の産出地域らしいですが、拾ったのが何石だったかは良くわかりません。綺麗な石でしたので、子供は何個かリュックに入れて持ち帰っていました。夏休みの提出物の一つにする由。
用木沢出合に帰着し、車を回収して終了しました。 |
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メモ |
東丹沢と違い、まだブナの林が多く残り、また登山者もそれほど多くありませんので、春や秋にはお勧めしたいルートです。
登山道整備が東丹沢ほどではないので、若干危険な箇所も有ります。檜洞丸に匹敵する登降差がありますので、体力に自身のない子供の場合はあまりお勧めできません。
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