記録 |
塔ノ岳には色々なアプローチがあり、表尾根、大倉尾根、長尾尾根などの尾根沿いがメジャーですが、今回は水無川の上流から900mを一気に上るルートに出かけました。
朝のうちは霧雨で曇っていました。スタートは、表尾根の行者ヶ岳横に出る政次郎尾根を上ります。水無川上流の戸沢に車を止め、森の中の急な坂を上りました。6月末にしては思ったよりも涼しく上れました。 |
霧と増水の水無川上流部から出発 |
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明るい表尾根にようやく到達、大休止 |
600mほどの標高差を上りきり、政次郎の頭で表尾根に到達し、ここで大休止。幸い霧も晴れてきました。
政次郎の頭のすぐ右に、行者ヶ岳のピークがあります。塔ノ岳は左で逆方向ですが、せっかくなので私はピークハントしてきました。子供は寝っ転がったままで、ついてきませんでした。
残りは表尾根を新大日、木ノ又大日などの小ピークを越え、山小屋を訪ねつつ上ります。 |
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右の写真は行者ヶ岳から見上げた表尾根です。手前の丘が書策(カイサク)小屋、その奥が新大日のピークだと思います。書策小屋はなんだか哲学風の名前ですが、この小屋を建て、長く守ってこられた方の名前のだそうです。
ご覧のとおり、低木が茂るだけで、明るくあけっぴろげの尾根道です。天気が良いと本当に気持の良い尾根です。この日はだんだんと雲が多くなってきました。 |
これから登る、丹沢表尾根の上部 |
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丹沢表尾根の山小屋

書策(カイサク)小屋 |

新大日茶屋(休業?) |

木ノ又小屋 |
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出発から正味時間3時間ほどで塔ノ岳山頂に到達しました。表尾根は晴れていましたが、塔ノ岳ではガス。
残念ながら眺望も得られませんでした。子供はかなりバテた様子で、しばらく休憩した後、尊仏山荘でカップラーメンを注文し、外のベンチで昼食としました。 |
視界不良の塔ノ岳山頂。着替え中 |
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塔ノ岳方面は雲の中 |
下りは花立を経由し、大倉尾根から天神尾根へ入り、戸沢に戻り周回ルートを終了しました。塔ノ岳山頂から天神尾根までずっと濃い霧に包まれ、時々鹿が静かに登山道を横切って不思議な雰囲気の下山となりました。
戸沢から塔ノ岳方面を見上げると雲の中でした。 |
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メモ |
出発点の戸沢へは国道246号から車で容易にアプローチでき、また水平距離が短いため半日コースで塔ノ岳に上れるルートです。急登が続くので、体にはかなりこたえます。涼しい時期がお勧めです。
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