記録 |
塔ノ岳のアプローチはバラエティに富んでいます。この日ははじめての長尾根(長尾尾根)のルートで上り、帰りはこれまで通しでは歩いたことの無い表尾根を下りました。
麓の札掛付近は、都市のすぐ近くとは思えない山奥の雰囲気があります。
長尾尾根も表尾根のようなあけっぴろげの感じではなく、人が少ないせいもあって趣きのある登山道です。 |
谷底の秘境、札掛から出発 |
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深い谷に架かる木の橋 |
谷に落ちた登山道の箇所に木の橋が掛けられていて、油断すると危険な箇所もありました。
札掛から長尾尾根に上りきるまでは急登の登山道ですが、下の子ももうスポーツ現役で、さすがにまったく疲れを見せませんでした。上の子は先日の丹沢主稜縦走くずれに引き続きあまり調子が良くないようです。私も同様。 |
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足が攣りそうになりましたが、なんとか新大日まで到着し、大休止。そこから塔ノ岳まではすぐですが、引き続き急登が続きます。

新大日茶屋 |
塔ノ岳頂上はガスに覆われ、残念ながら眺望は得られませんでした。尊仏山荘でカップめんを注文し自家製おにぎりと合わせて昼食。 |
眺望ゼロにつき
尊仏山荘をバックに記念撮影 |
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表尾根・政次郎ノ頭 |
帰途は表尾根を下ります。政次郎尾根ノ頭から塔ノ岳と、三ノ塔から富士見橋は歩いたことがありますが、そのあいだの箇所は初めてです。
東南向きの日当たりも見晴らしもいい表尾根ですが、塔ノ岳山頂到達以降表尾根を下るまで、ずっとガスに覆われていました。
尾根筋の下りなので油断していましたが、アップダウンがかなりあって、調子の良くない上の子と私はかなりバテバテでした。
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行者ヶ岳到着。ここから先、三ノ塔までは我家でははじめてのルートです。
行者ヶ岳、烏尾山と続く尾根は、ガレ場や鎖場があり、登りにくい箇所が結構あります。雨でぬれていると、滑って大変かもしれません。引き続きバテバテ状態で三ノ塔到着。 |
修行に向いていそうな
行者ヶ岳山頂の岩塊上 |
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三ノ塔避難小屋 |
避難小屋というにはかなり立派な、三ノ塔避難小屋で大休止。
ここからはほとんど下りです。二ノ塔を経由し、表尾根の起点の富士見橋を目指します。二ノ塔から少し下ると植林帯に入り、急に暗くなってきました。 |
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疲れた足をがくがくさせながら急いで下り、富士見橋に到着。写真では真っ暗に見えますが、ぎりぎり暗くなる前にしました。
札掛までは林道の歩きですが、かなり距離があります。幸いヤビツ峠から札掛まではほぼ下りが続きますが、硬いアスファルト道を疲れた足を引きずって歩くのは本当に鬱陶しいです。 |
富士見橋のそば、
表尾根入口が今日の出口 |
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都会の道路は真夜中でも多少は明るいですが、ここは本物の暗がりです。時々ヘッドライトを消して肝試し。
まだ午後5時台ですが、秋の日はつるべ落としで、車まで到着した頃には真っ暗でした。
馴染みの鶴巻温泉弘法の湯に寄って帰宅しました。 |
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メモ |
深い谷と森林のルート、明るい尾根ルートと、変化のあるルートでしたが、長尾尾根、表尾根共、滑落したらかなり危ないという箇所はあり、また鎖場もありますので、小さな子供だと注意が必要です。表尾根はメジャーですが、アップダウンが多く、また途中に良くすべるガレ場も多くあって、油断できないルートです。
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