アオミドロ 相模国野外育児記~手作り釣具編・手作り道具で魚釣り

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アオミドロ
芦ノ湖のフライといえばこのアオミドロがほとんど代名詞扱いですが、実際に芦ノ湖でよく使っています。

出来栄えを気にしなければ、手順が簡単なので子供共々良く巻くフライです。但しなかなか満足行く巻き具合にならず、湖では市販品と合わせて使っています。

マラブーリーチと同じ効果なんだと思いますが、エリアでも良く食いついてくれます。
自家製アオミドロ
タイイング
レッドワイヤ
#8から#12くらいのニンフ・ストリーマ用のシャンクが長いフックを使います。写真はTMC5262#12です。

0.015か0.02のレッドワイヤを15巻きくらい、シャンクの中央に巻いておき、シンキングにします。ヘッド側により過ぎないようにします。
ボディ
オリーブのスレッド6/0を巻いてボディを作ります。本当ならもっと細いスレッドで繊細にしたほうが良いと思います。ま、ウチの場合は気分次第で。
テール
ベントの手前に淡色系のマラブー(ここではイエローオリーブ)を数本つけ、テールにします。

マラブーは柔らかく繊細な根元の部分を使うと良いそうですが、うまく選ばないとモッサリした感じになるので、ここでは真ん中辺の細めの部分を選んでいます。
スロート
ヘッドの少し下に、同じくイエローオリーブのマラブーを数本付けてスロートにします。
ウィング1
背中にマラブーを乗せます。始めにテール・スロートと同色を数本付けます。ウィングのマラブーは、それぞれテールと同じ位置まで伸びる長さでよろしいかと。
ウィング2、3
次にやや濃い目のマラブー(ここではグリーンオリーブ)を重ねていきます。

これを2回繰り返します。
ウィング4
最後に黒のマラブーを重ねます。少なめでもきれいなアクセントが付きます。
ヘッド
黒と淡色のマラブー1本づつをスレッドに縒り付け、ヘッド部分にぐりぐり巻いて、ヘッドを形成します。
フィニッシュ
ウィップフィニッシュで固く結びとめ、完成です。あっさりを意識しすぎてボディー丸出しの貧相なアオミドロになりました。

ウィングの各色の本数と、左右への振り分け具合に気を配ると、あっさりしていながら貫禄のある仕上がりになります。
感想
右の写真は市販のプロ作のものです。まず、マラブーが上等です。

横からだけでは分かりにくいですが、各色・各部分、及び左右の方向のバランスがきれいに取れています。

何本も巻いてみて、近いものが出来たらそれを中心に使っています。
こちらはプロ作・チャミドロ





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